ブロードウェイミュージカル ウエストサイドストーリー in シアターオーブ
私のダンス好きの原点は、映画ウエストサイドストーリーと宝塚。
両親がこの映画のファンだったので、
サントラのレコードが家にあり、
幼い頃から、繰り返し繰り返し聞いてきました。
もちろんテレビで放映されるたびに観ていましたし、
中高生の頃にはビデオも買ったので、
何度でも飽きることなく観ていました。
いつかこの作品を、ブロードウェイに観に行こう!
というのが私の一つの夢でもありました。
しか~し、4月に「雨に唄えば」を観に来たとき、
レナードバーンスタイン生誕100年記念ワールドツアー
「ウエストサイドストーリー」が来日することを知り、
慌ててチケットをゲットした次第です。
会場は渋谷ヒカリエ シアターオーブ
今回、大きく出遅れてのチケットゲットだったので、
選ぶ余裕はほとんどなかったのですが、
なんとかかんとか取ったのが
1階、前から7列目 左から10個目の席。
「雨に唄えば」のときは、最速先行予約で取ったので、
1階19列目の、右側のブロックの左端通路脇、というとても観やすい席でした。
今回の席(1階7列目10)は、演者をとにかく近くで見たい、という方向けかな…
私のようにダンスを観たい人には、
オススメはしないです。
前の方は傾斜がなくフラットなので(※追記:8列目から傾斜があるようです)
前の人に重なると、舞台が観にくくなります
今回、私の前の席の人がとても背の高い方だったので
舞台中央から左は、ほぼ何も見えませんでした。
また、舞台を見上げる感じになるので、
ダンサーの足(ステージに置いている足)もあまり見えませんでした。
作品の前半に、私の大好きなダンスシーンがいくつもあり、
とくに迫力の群舞を楽しみにしていたので残念でした。
そういう会場なので、仕方がないですね。
次回チケットを取るときには、注意しようと思いました。
しかし途中でダンスは半ば諦めた分、
その音楽の素晴らしさが胸に迫ってきました。
何度も何度も繰り返し聞いた曲なのですが、
やはり生演奏はすごい、
バーンスタインはすごいんだ~って感じました。
マリアとトニーの歌にも、心が震えました。
映画では、とにかくリタ・モレノの魅力に釘付け、
圧倒的なダンスに夢中で、
音楽をちゃんと聴いていなかったのことに気付かされました。
レコードを聴いているときも、心の中は映画を観てしまったいたのだと思います。
なので、ダンスはあまり楽しめなかったものの、
楽曲の素晴らしさを再発見できたことが幸せでした!
また、役者さんたちも歌、踊り、芝居、そして役にあった容姿が揃っていて、
やっぱり本場はすごいなぁと思いました。
マリアを演じた女優さんは、
まさにナタリーウッドを彷彿とさせる方でした。
乙女の雰囲気の残る可憐さが、マリア役にぴったりでした。
とても細い方でしたが、
安定した優しい高音で素晴らしい歌を披露してくれました。
さすがだなぁと思いました。
アニタ役を演じた女優さんも、圧巻のダンスを披露してくれました。
リタ・モレノの演じたアニタのイメージが強烈なので
この役はとても難しいのではないかと思いましたが
また違うタイプのアニタ像を見せてくれました。
ミュージカルでは、映画とは楽曲の構成が異なっていました。
「クラプキ巡査への悪口」の唄は、
決闘でリフを失った後に歌うにはお気楽すぎる気がしますし、
「クール」は、リフを失ったことによる激しい感情で、メンバーが混乱している中でこそ
その意味がある内容のように思います。
その辺りはちょっと違和感が残りました。
(※追記 記事を最初に書いたときは、映画が先で、舞台化が後だと思っていました。
しかしその後、舞台で上演されのが先だと知りました。
よって、今回観たミュージカルの構成がオリジナルなのですね。失礼しましたm(_ _)m)
ともあれ、ウエストサイドストーリーを
本場のキャストで観ることができて幸せでした!!!
またきっと来日してくれると信じています!
その時は、最速先行で、ダンスを観やすい席をぜったいにゲットしようと思います!
長いレビューをお読み下さいましてありがとうございました\(^o^)/
※tips※
↓シアターオーブの2階部分に、このようなスペースがあります。
(シアターオーブはビルの11階~なので、オーブの2階とはいっても、ビルの高層階です)
ベンチや、窓際のテーブルを利用して、持参した軽食などを食べることができます。
(珈琲や軽食も売っています)ご参考までに。
撮影:2017/7
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