アダムクーパー SINGIN' IN THE RAIN 雨に唄えば
アダムクーパーさんを観たくて、
早々にチケットをゲットしたミュージカル、
「SINGIN' IN THE RAIN 雨に唄えば」
劇場に12トンの雨が降る・・・とな・・・



会場はシアターオーブ 

新しい劇場って思っていましたが、もうオープンしてから5年なんですね~ 

驚いたことに、カーテンコールの際、写真撮影がOKでした!
こんなの初めて!
SNSで宣伝してもらおう!ということなのでしょうね 

もう、最初から最後まで、本当に圧巻でした 

メインキャストはロンドンのウェストエンドで上演したときの
オリジナルメンバーだそうです 

踊りも歌も容姿も芝居も揃ってるんですね~
!

残念ながら、日本ではなかなかこれが難しい・・・

層の厚さが違う、ということでしょうか 

アダムクーパーさんは、
ロイヤルバレエ団の元プリンシパルですので
ダンスの素晴らしさは言うまでもないのですが、
歌までうまい・・・

元々、総合的な舞台パフォーマンスを学んで
その後バレエの方に進んだそうなので、
ミュージカルの方が、本職なのかもですが
。

それにしましても、
アダムクーパーさんは、
舞台に出てくるだけで、全体がぱぁっっと明るくなる感じでした。
あの華やかさは、やっぱり天性のものなのでしょうかね~
。

クーパーさんの相手役、キャシーを演じた
エイミーエレンリチャードソンさんの歌声も素敵でした 

とっても痩身の女優さんなのですが、
豊かな声量、優しい声。
ロンドンでミュージカルを観たときも思ったのですが、
優しい丸い声で高音を出せるところに、レベルの差を感じます 

主人公の親友、コズモの役のステファンアネリさんも素敵でした 

コミカルで、魅力的で、思わずみんなが好きになってしまうようなキャラクターでした。
踊りもすごかった!!!
物語の舞台は、映画が無声からトーキーに移行する頃のこと。
人気女優リナは、容姿はすばらしいのだけど
頭のてっぺんから出るような声で話し、
知性があまり感じられないタイプ。
無声映画ではごまかせたものが、トーキーとなると・・・。
(このリナさんが、物語の敵役)
ライバル会社に対抗すべく、
大慌てで作ったトーキー映画の試作品が上演されるのですが、
この時のリナがほんとうにおかしくて、
声を殺して笑うと涙が出てくるほどでした 

リナがマイクの位置を忘れてセリフを言うので、声が大きくなったり小さくなったり。
歩けば真珠のネックレスのじゃらじゃら音が響き、
相手役が胸につけたマイクをたたいてしまったり・・・
そもそもリナのキンキン声を聞いただけで、
役のイメージが台無しなわけですが。
ミュージカルを観て、あんなに笑ったのは初めてでした 

演じたオリヴィアファインズさんのコメディエンヌぶり、最高でした!
12トンの雨もすごかったのですが、
それをまた、ダンサーの方(とくにクーパーさん)が
踊りながら観客席の方に水を飛ばす飛ばす飛ばす!!!
前方の方たちは、水よけシートのようなものを持っていましたが
まるでイルカショーのようでした


満員の会場はスタンディングオベイション。
拍手がなかなか鳴り止みませんでした。
本当に楽しい、夢のようなひとときでした。
やっぱりミュージカルは最高!!!
長いレビューを読んでくださって、ありがとうございました。
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