平成29年大相撲初場所 千秋楽 学生相撲出身の注目力士たち 幕内編
このところ、大学を卒業して角界入りした力士たちの活躍が目立ちます 

その中でとくに注目しているのは、
↓左から2番目、オレンジの化粧まわし
(出身地所沢市のゆるキャラ「ところん」の柄)
北勝富士関 

日体大の2年、3年生の時に数々のタイトルを獲得。
そのときに角界入りしていれば、幕下付出としてかなり有利なスタート。
しかし大学に行かせてくれたご両親のことや、
教員資格取得のことを考え、大学卒業を選択したのだとか
結果、4年のときには幕下付出資格を得られるタイトルが取れず、
前相撲からスタート 

番付を駆け上がり、約1年半で入幕。
御嶽海関、宇良関などと同期で、
とくに御嶽海関にインカレで負けたことは、今でも夢にみるほど悔しいとのこと。
まさにライバルですね 

北勝富士関の相撲は、
前に前に出る気迫のこもった正統派の相撲 

突き押し相撲が多いですが、
↓この日は千代皇関に寄り切りで勝ちました
お辞儀や所作も美しいです 

相撲も人柄も素晴らしい関取が
埼玉県から出てくれて、うれしいです!!(私も埼玉出身)
応援しています 

↓そしてこちらが御嶽海関(左)東洋大学出身
大学4年生のときに学生横綱、アマチュア横綱のタイトルを獲得し、
幕下付出としてスタート。
今場所も大活躍で、前頭筆頭で2横綱2大関を倒し、11勝4敗
初の技能賞も獲得しました 

この日は千代の国関との対決で、予想通りの激しい相撲 

↓投げの打ち合いとなり
↓すくい投げで御嶽海関の勝ち 

御嶽海関は、若いけれど肝がすわっていて明るく、
割り切った考え方ができるように見受けられます。
なので「勝負の世界にスゴク向いている人だな~」と私は思っています 

これからの活躍に期待しています!
そしてこちらは↓初場所新関脇の正代関(左) 東京農大出身
学年は御嶽海関や北勝富士関の一つ上 

2年生のときに学生横綱となるも、大学卒業を選択。
4年生のときは幕下付出資格を得られるタイトルを取れなかったので前相撲からスタート。
順調に出世し、約2年で入幕。
入幕1年で関脇 

勝負の世界に生きてるのに、ちょっとネガティブキャラ、というところも人気ですが、
出身地熊本のために頑張るようになって、
前向き、積極的になり、さらに強くなったように思います 

体格にも恵まれており、期待の関取です 

↓そして左の小柄な関取が、石浦関 日大出身 

幕の内最軽量(114kg)ながらも、スピードと技を生かした相撲が魅力
↓残念ながらこの日は松鳳山関(駒澤大出身)に突き飛ばされてしまいました 

他にも有望な若い力士がたくさんいるのですが、
『どうか大けがをしませんように~』と、祈るばかりです 

お相撲さんたちが「巨体化」していることも
ケガが深刻になる原因の一つかも・・・ 

若いうちからしっかり身体を鍛え、食生活も整え、
ケガなく、長く、活躍できますように




↓ちなみに 遠藤関(左) 日大出身
対戦相手の小結高安関は
今場所2横綱3大関を倒し、11勝4敗、敢闘賞受賞。
遠藤関は終始攻めましたが
土俵際ではたき込まれてしまいました 

足が十分に運べていないのですね~ 

寒さのせいで、ケガの状態がよくないのでしょうか。
遠藤関も、あの膝のケガがなければ・・・と思うところでうが、
めげず、腐らず、地道な稽古を積んで復活してくれると信じています 

応援しています!!!
撮影:2017/1/22
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